成年部でも心がけたい【志道館10の習慣】

館長(コラム・講演・対談) 2016年2月3日
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「志道館 10の習慣」とは?

 

幼年部・少年部には、普段から心がけるべき「志道館10の習慣」(→志道館が考える『子どもの躾』とは?参照)があります。これは、紙に書いて道場に張り出されており、この10の習慣ができていないと、例え柔道の技が上手でも、昇級することはありません。

全体的に、習慣化されているか、と言われれば、正直まだまだです。私や他の先生が促さないとできないこともあります。ただ、道場に入ってくる時の挨拶や脱いだ靴やトイレのスリッパを使用後に揃えることは、個人差はありますが、全体的にだいぶ習慣化されてきたのでではないかと感じています。

 

大人が子どもの鑑に!

 

私は毎日、道場のトイレ掃除をしていますが、その時にふと感じました。子ども達が使用した後に比べた、成年部稽古後のトイレの姿…スリッパはあらぬ方向を向き、洋式便器の便座は開きっ放し…を見た時に、「これでは、子ども達に示しがつかない」と感じたのです。もちろん、皆さん悪意があってやったことではないことは、重々承知ですが、「坂東先生!大人になったらスリッパは揃えなくてもよくなるの!?」なんていう子ども達の声が、今にも聞こえてきそうです。

この【志道館10の習慣】について、成年部の生徒さんに、何かを言及することは今までしてきませんでした。しかし、先週末の稽古から、成年部稽古前に【志道館10の習慣】について、お伝えさせていただいてます。

「3歳の子どもでもトイレのスリッパを揃えてます。私たち大人が子どもたちの鑑となるこを心がけていきましょう!」と。

それは道場内だけの話しではなく、社会全体の話しにも繋がることなのでしょう。

「最近の若者は…」とか「最近の子どもは…」とか言う前に、まずは私たち大人が自分自身の襟を正していきたいものです。自戒の念も込めて。

 

 

 

館長・坂東真夕子

 

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