2016年5月27日(金)講演レポート 〜東京中小企業家同友会 豊島支部〜

館長コラム・講演・対談 2016年6月2日
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2016年5月27日(金)、東京中小企業家同友会の方にお招きいただき、坂東が講演をさせていただきました。

『生きる力を経営で育む』〜日本人の心を育てる柔道教室〜と題して約1時間に渡り語りました。私、近藤の所感も含めて振り返ってみたいと思います。

 

 

現役引退した時に感じたこと。それは挫折感。

金曜日の夜にも関わらず、多数のご来場をいただきました。「柔道場を経営をしている女性社長が話す」というのがちょっと珍しく感じられたようで、わざわざ近県から足を運んでくださった方もいらっしゃいました。

司会者から坂東の経歴が紹介され、その後、坂東自らこれまでの道のりを振り返り語りました。

何故柔道をはじめたか、学生時代どのように柔道に取り組んできたか、選手引退後どのように社会人としてキャリアを積んだかなどなど。

坂東は中学校の部活で柔道をはじめ、中学・高校時代ひたすら柔道に打ち込みました。横浜国立大学教育学部へ進学した後も柔道一筋に稽古を積み、全日本女子学生柔道体重別選手権大会優勝、世界学生柔道大会準優勝、イギリス国際柔道大会3位入賞など華々しい成績を収め、警視庁入庁後も現役選手として数々の試合に出場。

こう並べると順風満帆と思えますが、27歳で現役引退をした時には強烈な挫折感に襲われたそうです。

「全力でがんばり、人生を掛けて挑んだけれど、オリンピック出場の夢は叶わなかった。こんなに尽くしてきた”柔道”は私に何を与えてくれたのか。柔道がなくなったら、私に何が残るのだろう。」その思いはしばらく坂東を苦しめたようです。

 

嘉納治五郎先生の教えを再認識。

 

「選手として稽古に打込む日々の中では、正直、嘉納先生の教えについて詳しく知りませんでした。」という坂東。

嘉納師範の教えの素晴らしさに触れたのは、大手外資系保険会社を退社後、自らの進むべき道を模索していた時期のこと。自らの半生を振り返った時、自分を支えてくれた”柔道”の奥深さを再認識したようです。
「私の軸となっているのは、やはり柔道だ」そう気づいてからは、教育事業の柱に”柔道”を据えて道場設立へ歩を進めました。

柔道を教えるためのだけの道場をひらこうと思ったのではなく、柔道を”有効なツール”と考え、柔道を通して人としての基礎を学ぶ事ができる、そんな場所をつくろうと考えたようです。

 

嘉納治五郎師範の教えの2つの柱

■精力善用

■自他共栄

要約すると【自らの力を社会の善なる目的のために使おう。お互いのことを思いやり高め合っていこう】という意味と言えるでしょう。

その理念を伝えるべく、講演の最中「技をかける時は相手の袖をしっかりと掴んでおく。それは技をかけきるためにも、相手を守るためにも大事」ということを実技を通して伝えました。子ども達に教える時はそれを【命綱(いのちづな)を離さない】と伝えています。

 

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 道場経営にかける想い

 

坂東はこれまでの柔道指導の在り方を見つめ直しました。一つの答えとして出したのが「株式会社として運営し、しっかりと利益をあげながら質の高い教育を提供していこう」というもの。

柔道だけでなく、英語学習や実語教・大学といった古典の素読、宿題やドリルでの自主学習を取り入れ、生活習慣の習得など躾についてもしっかりと指導していくことにしました。

(志道館五訓は、”実語教”からエッセンスを抽出しています。)

160527 同友会 資料を見る男性

 

 

夢は学校を作ること!

現在、3歳〜小学校5年生まで34人の子ども達が志道館に通っています。

彼ら(彼女ら)が成年になり、やがて子どもを持つようになってその子がまた志道館に通ってくれたらいいなぁと、イメージはどんどん膨らみます。
道に迷った時、不安を抱えて立ち止まってしまった時、志道館に通っていたことやそこで学んだ事に立ち返り、一歩を踏み出すきっかけにして欲しいと思っています。

いつでも戻ってこれる場所になるように、いつかは学校を作りたい!坂東はそう構想しています。もっと長い時間子ども達と関わり、日本の未来を支えられる人材を育てたいと思っています。

 

 

今日よりも明日。前進あるのみ。

 

経営の現状から将来の夢までを語り、1時間の講演を結びました。

3年目に入った志道館。

まだまだ歴史の浅い事業ではありますが、柔道を根底に据えた学びは子ども達の成長の一役を担うことができている実感があります。毎日道場に立ち、子ども達や塾生さん達に触れる折々に、坂東の中でいろんな想いが湧き上り、夢の輪郭もくっきりとしていくようです。

 

皆様、真剣な表情で耳を傾けてくださり、講演の後のグループディスカッションや質疑応答は大変盛り上がりました。坂東もできるだけ正直にと、飾らず答えていました。先輩方の前で語ったことで、坂東の思考もさらに整理されたようです。

 

 

またこのような機会をいただけたらいいなぁと思いました。もっと多くの方に坂東の想いを知っていただき、叱咤激励をいただきながら、皆様の手で日本に貢献できる道場に育てていただきたいと思いました。

 

 

 

 

 

館長秘書   近藤ともこ

 

 

 

 

 

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