幼児教育としての柔道

文武一道塾 志道館 幼年部では、柔道と古典「実語教」の素読、道場生活を通して、子ども達が将来「世の役に立つ人」になる為の礎(いしずえ)を築くことを使命としています。
 

“砂上の楼閣(さじょうのろうかく)”という言葉がある通り、土台がしっかりして
いなければ、大きな建物を建てることはできません。大きな木ほど、大地の中に
しっかりとした根を張っています。
礎(いしずえ)とは、人としての土台・根っこのことを指し、文武一道塾 志道館
幼年部では、その礎を下記の様に考えています。

 

 

①姿勢を正し、胆力を鍛える

 

「立腰(りつよう)」という言葉があります。
腰を立てると自ずと背筋が伸び、姿勢がよくなります。
「立腰」は江戸時代の人々の自己鍛錬手法の一つで、“胆力(たんりょく)”の源泉
だと考えられてきました(※“胆力”とは、絶体絶命の窮地にあっても、決して怯まない人間力のこと)。
 

「立腰」は幼児期から習慣化されるよう指導していくことが重要です。
 

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姿勢を正すにも、勉強も運動も仕事も、集中を持続させるのも体力が必要です。
人間が心豊かに生きるため、何かを成す為にも体力は必須だと考えています。
柔道は身体全体の筋力を使う武道です。道具を使わず、自分の身一つで相手と組み合うことで他のスポーツには得られない身体の強さが培われます。
 

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柔道は裸足です。裸足は土踏まずの形成にも効果があり、足の裏から様々な感覚が伝わってきて脳も刺激されるそうです。
 

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文武一道塾 志道館では柔道のみならず様々なトレーニング・身体の動きを取り入れ、楽しさの中で子ども達の基礎体力を高めていきます。
 

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また、古典「実語教」の素読により脳を活性化させ、先人の智慧を骨の髄まで染み込ませます。
 

「実語教」には、親を大切にする、努力して学び続ける、年下の子には優しくする等、先人が大切にしてきた人生の要諦が29項目書かれています。
意味は分からずとも、繰り返し読むことで人生で大切な心構えを心に刻みます。
また「実語教」を全て読み終えるには7分程度かかります。その間はずっと正座を
して背筋を伸ばし、姿勢を正さなくてはいけません。
始めは、ずっと正座し続けることができない子や、すぐに背中が丸まっていた子も、継続していくことで少しづつ少しづつできるようになってきます。
 

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柔道と実語教素読で、体と頭(脳)と心の基礎体力を向上させ、胆力を鍛え、人生のどんな困難にも立ち向かっていけるような芯の強い大人になることを目指します。

 

 

〈参照コラム〉
全ては「姿勢」から!〜柔道で胆力を鍛える〜
http://www.bunbuichido.net/shisei/
 

幼児教育に最適な「実語教の素読」
http://www.bunbuichido.net/jitugokyo/
 

古典の素読は【コミュニケーション能力】を高める
http://www.bunbuichido.net/sodoku/

 
 

②柔道精神を培う

 

柔道には「精力善用(せいりょくぜんよう)・自他共栄(じたきょうえい)」という
基本理念があります。
柔道の創始者・嘉納治五郎師範から薫陶を受けた福田敬子先生(講道館九段)は、
この基本理念についてあるインタビューでこの様に述べています。
 

「精力善用」とは自分の心と身体の精力をベストの状態で活用することね。
心身をひとつにして、最善に活用させることが、すなわち柔道なり。
「自他共栄」というのは、人様や社会との融和と協調の心ですね。
わたしたちが協調して生きていくために、心身の力を最も有効につかうべきだと、人間の正しい生き方を嘉納先生は説明してくだすったのです。
 

柔道はただただ相手を打ち負かすだけの武道ではありません。
柔道修行には、随所にその基本理念が垣間見えます。
「精力善用・自他共栄」の基本理念は、私たちが幸せに生きるための理念・指針でもあると思います。幼少期から柔道を通して柔道精神を培うことは、まさに幸せな人生の礎を築くことになるのではないでしょうか。
 

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〈参照コラム〉
女子柔道のパイオニア・福田敬子九段の生き方に学ぶ
http://www.bunbuichido.net/keikofukuda9/

 
 

③規律を学び、よい生活習慣を身につける

 

普段の稽古で子どもたちに口酸っぱく伝えているのは、「柔道の技は一歩間違えたら大怪我に繋がる」ということです。だからこそ、先生の話しをよく聞いて、ルールを守って正しく安全に取り組まなければいけません。
柔道を楽しむことはとても大事なこと。しかし、その楽しさも規律・秩序があってこそ。“楽しさ”と“規律・秩序”は相反するものではなく、共存するものです。
 

また、文武一道塾 志道館には「志道館10の習慣」なるものが存在します。
 

  1. 1、お父さんお母さんに「ありがとう」を言おう!
    2、克己心を持って稽古に取り組もう!
    3、物を大切に使おう!
    4、挨拶は大きな声で自分から!
    5、礼は正しく美しく!
    6、靴は揃えて靴箱へ!
    7、柔道着は自分で着る!着替えは5分以内(小学生は4分以内)に!
    8、洋服・柔道着はきれいにたたむ!
    9、トイレはきれいに使う!使用後は元通り!
    10、返事は「はいっ!」と大きな声で!

 

 

よい習慣がよい人生を形成することは言うまでもありません。
 

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〈参照コラム〉
志道館が考える「躾」とは?
http://www.bunbuichido.net/discipline/

 

 

 

こんな風に書くと、スパルタ教育を思い浮かべる方も多いかも知れません。
 

幼ければ幼いほど幼児は強敵です。
泣いたりぐずったり、頑張ったり頑張らなかったり、道場の片隅で爆睡したり、、、スパルタ教育を施そうにも施しようがありません、、、。
道場に入門したばかりの時には、泣きじゃくっていた子も、いつの間にか色んなこと
ができるようになり、着実に成長していきます。
そんな姿をたくさん見て来ました。
 

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これからも、将来の日本・世界を担うたくさんの小さな勇士たちに出会えることを
楽しみにしています!
 

 

 

館長・坂東真夕子

 

 

 

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