古典の素読は【コミュニケーション能力】を高める〜月刊 致知2016.12月号より〜

幼・少年部<古典素読・勉学・しつけ> 2016年11月24日
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古典の素読は、【コミュニケーション能力】を高める
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文武一道塾 志道館の取り組み

文武一道塾 志道館 幼年部・少年部では、設立当初から「古典の素読」に取り組んでいます。
「古典の素読」とは、江戸時代の寺子屋教育に取り入れられていた「人間性」を磨くための教育手法です。
古典を繰り返し素読することで、「先人の教え=生き方・生きる智慧」を骨の髄まで染み込ませていくのです。
志道館では、まず「実語教」という古典の素読から入ります。
そして、「実語教」を全て暗記すると、「大學」へと進みます。
現在のところ「実語教」暗記チャレンジの最年少達成者は、四歳児(2名)です。5歳になった今も元気に、「大學」に取り組んでいます!

 

〈古典素読の過去記事はこちら〉

幼児教育に最適な「実語教の素読」
http://www.bunbuichido.net/jitugokyo/

「実語教」暗記にチャレンジ!第一号合格者誕生!
http://www.bunbuichido.net/jitugokyo-challenge1/

「大學」を素読する。〜幼年部・少年部の取り組み〜
http://www.bunbuichido.net/daigaku-classics/

5歳児、「実語教」を丸暗記する。
http://www.bunbuichido.net/5-yaer-old-child-jitsugokyo/

 

素読のすすめ

「月刊 致知」2016.12月号に「素読のすすめ」と題した、川島隆太氏(東北大学 加齢医学研究所所長/主な著作「脳を鍛える大人の音読ドリル」)と齋藤孝氏(明治大学文学部教授/主な著作「声に出したい日本語」)の対談記事が掲載されていました。
これを読むと、情緒的にも脳科学的にも「素読」がいかに優れていて、SNSやゲームが発達した現代社会だからこそ、いかに必要な教育手法かが、分かります。本当は、全文を掲載したいところですが、そういう訳にはいきませんので、記事を元に、【素読の主な効能】を簡潔にご紹介します。川島氏は、「(素読は)ポジティブなよい影響しかありません」と言い切っています。

【素読の主な効能】
★脳活動が活発になる。
理解した文章の情報を音に変換する、口を動かす、息を出す、自分の声を聞くといった二重、三重の機能が働くため。

★脳の同期を促し、一体感を育む効果がある。

★子ども達同士の連帯感を高め、コミュニケーション能力を育てる上で、素読が大いに役立つ。

★一日に10〜15分の素読を行なうと、記憶力がよくなるばかりでなく、抑制力、創造力、論理的思考力が伸びる。脳の前頭前野の両側の体積が増えていることが証明されている。

 

脳科学者・川島隆太氏の警鐘

川島氏は、対談の中で、SNSが子ども達の脳に与える影響について、下記の様に警鐘を鳴らしています。

下記に抜粋します。

★SNSをやっていると脳に抑制が掛かることが分かっています。見た目には手を動かしたり、頭を使ったりして脳を刺激しているように思えても、測定すると抑制、つまり眠った状態になります。

★僕たちは七年間、仙台市の七万人の子供たちの脳を追いかけて調べてますが、スマホやSNSの利用と学力との関係が明らかになってきました。そこで分かったのは、これらを使えば使うほど学力は下がります。それは睡眠時間や勉強時間とは関係ありません。
(中略)スマホを使ったことによって、脳の中の記憶が消えたということです。

★素読をしない文化、読書をしない文化では、次の世代からノーベル賞など出なくなるでしょう。理系の脳をつくるのにも、読書は絶対に必要なんです。

★僕はこれからスマホを規制の対象にすべきだとさえ考えています、それはもうアルコールやタバコのレベルではなく、麻薬と同じ扱いでいいのではないかという危機感を抱いているわけです。

 

「素読」が必要な時代

この便利過ぎる現代社会に生きる私たちは、私も含め、人間としての感性がかなり鈍っているのではないかと思います。
柔道の創始者・嘉納治五郎先生は、22 歳で講道館を立ち上げました。その頃のお写真を拝見しても、22歳とは思えない貫禄があります。嘉納先生は、幕末の生まれ。きっと四書五経の素読にも勤しまれたことでしょう。
22歳…私自身を振り返ってみても、子供だったなーと感じますし、特に最近は、この年代の一流大学在籍者による、目を覆いたくなる様な、人として許せない事件が後を絶ちません。
人間が低俗化、低年齢化しつつある現代社会にこそ、先人の魂を受け継ぎ、脳を活性化させる「古典の素読」が必要なのかもしれません。

 

館長・坂東真夕子

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