【女子中高生×柔道】10代の頃の柔道経験が、その後の人生にどう生きるのか?を、考えるシリーズ①~外資系企業採用担当者インタビュー~

大人クラス<女性・初心者・黒帯への道> 2023年3月15日
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館長の坂東真夕子です。
2023年4月より文武一道塾志道館では「女子中高生クラス」を新設します!
それに伴い、本ウェブサイトコラム記事にて「10代の頃の柔道経験が、その後の人生にどう生きるのか?を考えるシリーズ」を発信していきます。
 
 
第一回目は、私(坂東)の前職同僚である渡邊梓さんに、外資系企業採用担当者から見た「10代に柔道を経験することの価値」をインタビュー形式で語ってもらいました!
 
 
ご覧下さい。
 
 
 
 

渡邊梓さん
 
外資系生命保険会社にて管理職を14年経験。
150人以上を面接し、多くの人材を採用、育成。
 

 
 

上司やお客様に好かれる人材、ってどんな人ですか?

 
元気・明るい・素直。まずはこれですね。
これって簡単なようで意外とできていない人が多いんです。

元気に挨拶できる、いつでも明るく人に接する。
こういう人は好かれます。

仕事においてお客様からも仕事仲間からも「好かれる」って大事なんです。
一緒に仕事したいって思ってもらえるか、つまり”人柄”が大きく影響します。

そして素直である、ということ。

自分の価値観で判断しちゃう人って、上司やお客様の真意を掴めないことがある。

求められていることと違うことをしてしまうんです。

 

素直な人は、上司やお客様から言われたことを「まずやってみよう」と行動にうつすスピードが速い。

その方が結果に繋がりやすいですし、もし間違えていてもすぐ修正できます。

 

素直さも、大事ですね。

 
 

何か身につけておくべきことってありますか?

 
学生時代にやりきった経験、何かを貫いた経験。

そして心身の健康第一。

ですね。

 

スポーツでもいい、習い事でもいい。

自分で決めて、それをやり通した人や、やりたいことを見つけてそこに没頭した経験がある人は、強さを持っているなと感じます。

 

それは相手に対して強い態度で出る、言い方が強い、とかそういうことではなくて

粘り強さだったり、困難にたちむかう芯の強さを持っているな、と。

 

仕事で難しい局面に遭遇した時にこそ、この強さが発揮されますね。

すぐに諦めてしまう人より、なんとかしてやり遂げよう、頑張ってみようと思う人の方が、組織では必要とされます。

 

そして健康であるということ。

体が元気でないと踏ん張りが効かないですし、新しいことにチャレンジしようという気力も持てない。

 

体の健康がメンタル面にも影響でるなぁと思います。自分の体を健康に保つことも社会人としての責任です。自己管理できることが大事ですね。

 

 

これまで何をしてきたか、が問われるということですね。

 
まさにその通りです。

 

何かをやりきった経験がある、というのは

「目標を達成するために何をすればいいか考えられる。自分で決めたことやり抜く実行力がある」

そんな人であるともいえます。

 

例えば、新しい仕事を任される、という場面があったとします。

仕事を任される場合、指示を仰ぐことも必要ですが、やり方を自分自身で考えなければならないこともあります。

考える癖がついている人は、上司やお客様から何かを問われた際にも「自分自身はどう考えるか」がパッと発言できます。

これは目標に向かって努力を積み重ねる中で《考える力、自分自身で答えを導き出す力が身についた》と言えると思います。

 

自発的に動ける。一歩踏み出すのが早い。自分で考えて行動できる。

これができる人は、評価が高いですね。

 
 

ちなみに、柔道や武道経験者に対するイメージってどんな感じですか?

 

真面目で実直、礼儀正しい、粘り強い。というイメージがありますね。

実際、職場でも武道の経験者が何人かいましたが、共通してこんなイメージがあります。

 

真面目さが大事、って当たり前のことのようですが、仕事で忙しくなったりするとつい雑になったり、時間や約束を守るということができなかったりしてしまうと思うんですね。

でも、本当に真面目な人って、忙しくてもきつい時でも、しっかりやってくれるよなぁと実感しています。

 

苦しい時にどんな風に振る舞うか、というところに差が出ますね。

そういう時の態度が信頼できる人物かどうかの判断に影響します。

 

 

将来のことを模索している人、これから進路を選択するという若い世代の方に、伝えたいことはありますか?

 
まずは心から【やってみたい!】と思えることを見つけて欲しい!

 

見つけることができたら、行動にうつしてみる。

そして結果が出るまでとにかく続けてみて欲しいです。

自分でみつけたやりたいことに一歩踏み出し、やりきった経験は、社会に出てから必ず活きてきます。

 

社会に出ると、これまでに経験したことのない出来事や、関わってこなかったような人に出会います。

 

そんな時、学生時代に積み重ねてきたことが自分を助けてくれるはずです。

貫いたこと、やり抜いた経験は自信に繋がると思いますので、希望を持って頑張ってください!
 
 
 
 
 
 
 
取材・執筆  近藤智子
 
 
 
 
 
 
 

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