一つのことに打ち込むということ〜柔道を続けた先にあったもの〜

館長(コラム・講演・対談) 2018年12月18日
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前職の外資系生命保険会社ではセールスマネージャーという立場で、保険外交員の
採用(中途のみ)と育成が主な仕事の一つでした。
 
採用面接では「人は過去を繰り返す」という前提で、採用候補者の過去にフォーカスした質問を繰り返します。
過去に頑張った経験のある人・困難を乗り越えた経験のある人は、入社後も頑張れるだろうし、仕事上の困難も乗り越えられるだろう、という理屈です。
また、未来に対しては人はいくらでも美辞麗句を並べることができます。
しかし、過去は嘘はつけません。過去の行動パターンや成果が採用候補者が言っていることが正しいかどうかを証明しているからです。
 
 
私自身は中学一年生から柔道を始め以後高校・大学・警視庁とオリンピックを目指し柔道の稽古に打ち込んできました。毎日が柔道中心に回り、進学や就職先も柔道を競技として続けられる環境を選んできました。
 
26歳で柔道選手を辞めた時、初めて選手としてではなく一人の人間としてのこれからの人生というものを真剣に考えました。柔道で挫折した私に心踊るような未来など
思い描ける訳もなく、自分の社会人としての無力さに愕然とし、絶望感すら覚えました。
 
しかし、柔道に打ち込んだ日々は、決して無駄ではありませんでした。
仕事においても、目標に向かって努力する習慣や、言い訳をせず自分が出した結果に責任を持つこと、強いストレス耐性、そして長い時間を柔道に打ち込み困難を乗り越えてきたという自信が一社会人としての私を支えてくれたのです。

 
 
柔道選手を引退してから15年が経った今、こうして道場経営者として柔道指導者として充実した毎日を過ごすことができています。
そんな毎日の中で感じることは、一つのことに打ち込むこと、一つの道を懸命に歩くことの尊さです。柔道に打ち込むことで、選手時代から今日まで多くの出会いがあり、様々なことを経験することができています。
柔道のみならず主体的に何か打ち込むことは、人脈を築き、視野を広げ、将来的に
自分の人生を切り拓き豊かにする、最適な手段とも言えるでしょう。

 
 
文武一道塾 志道館に通う子どもたちも、これから人生を歩んでいく中で、自分の生涯を賭けて打ち込めるものを見つけて欲しいと思います。それが柔道であればこんなに嬉しいことはありませんが、それが柔道でなかったとしても、今子どもたちが柔道を通して学んでいることは決して無駄にはならないでしょう。
 
これからも、何事にも真剣に一生懸命頑張ること、自分が思うような結果を得たければ努力が必要なことを、柔道を通して伝え続けていきたいと思います。

 

 
 
 
 
 
館長・坂東真夕子

 

 
 
 
 
 
 
 
 
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