柔道を通して、“失敗”に強くなる。
館長(コラム・講演・対談) 2016年2月22日負ける練習 相田みつをさんの作品に、「負ける練習」という詩があります。 私の母校・高知学芸中高等学校の道...
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ラグビーワールドカップの余波は、文武一道塾志道館にも!
今日稽古に参加した4歳男児。写真をご覧になってお分かりの通り、ラグビー日本代表チームのユニフォームに、髪型はあの松島幸太郎選手!!ユニフォームの桜のエンブレムがお気に入りなんだそう。
彼だけではなく、今回のラグビーブーム前から、文武一道塾志道館にはラグビークラブにも通っている子が数名います。
ラグビーが激しいコンタクトスポーツであることを考えると、柔道とラグビーはすごく相性がいいと言えるでしょう。
柔道は言うまでもなく全身が鍛えられます。
特に体幹部分、体の根っこの部分が強くなります。
これはラグビーにも大いに役立つのではないでしょうか。
当たり負けない体を作り、受身も身につけることができます。
IPS細胞の中山伸弥教授も、中学高校時代は柔道に、大学ではラグビーに打ち込んだそうです。
ノーベル賞受賞者の野依良治氏も灘中学高校時代の6年間柔道に打ち込み、京都大学では一時期ラグビー部に所属していたそうです。
これは私個人の憶測でしかないですが、恐らくラグビートップ選手の中にも柔道経験者はある一定の割合でいるのではないでしょうか。
ラグビーに限らず、サッカーにも柔道は有益なようです。
これは過去のサッカーキングから抜粋した記事です。
2015年にコラムでも紹介させていただきました。
(コラム内にURLが貼られている元記事は現在閲覧不可になっています。)
子どもの発育発達に最適な柔道②
https://www.bunbuichido.net/development2/
サッカーの名門アヤックスでは、7歳から12歳の子どもについて、練習量の40%がサッカー練習以外に充てられる。
最新鋭の施設を有するこのクラブチームが目指すのは、単なるサッカー選手ではなく万能型アスリートを生み出すこと。
トップチームのフォットネスコーチを務めつつ、運動技能強化を担当するレネ・ヴォルムハウト氏は以下のように説明する。
「7歳から12歳の子どもについては、サッカー技能の向上は求めていない」
「走る、跳ぶ、投げる、捕るといった、コーディネーション能力のあらゆる面を伸ばしていきたい。競技に関係なく、アスリートには確かな土台が必要だと私は信じている」
そして、この年代では柔道と体操の比重が大きくなっている。
ヴォルムハウト氏によると、「柔道と体操には、私の注目する基本運動技能が盛り込まれている」「柔道は体を鍛えられるだけでなく、メンタルのトレーニングにもなる。規律を学ぶことができるし、負けることや勝つこと、一緒に作業することについて知る事ができる」
あのジダン元フランス代表選手も、子供時代には柔道を経験しています。
さらには、野球界。
元ジャイアンツ松井秀喜氏も柔道経験者(小学校時代)です。
ここまで紹介してきたように、幼少期に健全に柔道に取り組むことは、その後の人生によい影響を与えることを柔道以外の分野が証明してくれています。
柔道は心身の土台を作ることができる武道だと思います。
文武一道塾志道館 幼年部・少年部では、柔道に特化した特定の動きだけではなく、子供たちのバランスよい発育発達を考えた様々なトレーニング(体の動き)も取り入れています。
子供たちが自分の意思で中学生以降も柔道を続けてくれるとこんなに嬉しいことはありませんが、柔道で心と体の土台を作って、様々な分野に挑戦し活躍する姿も悪くはないかなー、と思った稽古前でした。
館長 坂東真夕子
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