【柔道×社会人×初心者】昇段審査会、全員合格!!

港南道場 2021年9月23日
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先日新宿区昇段審査会が実施されました。
文武一道塾 志道館からは4名の塾生が受験をし、3名が無段から初段、1名が初段から弍段の昇段審査に合格しました!
 
 
今回、新たに初段となった3名の方は全員が志道館で初めて柔道を習い始めた方々です。
一人は警察官を目指す20代、一人は40代、一人は50代です。
また弍段に合格された方は、現在40代で以前別の道場で初段を取得し、数年ぶりに志道館で柔道を再開され、今回の昇段となりました。
 

 
皆さん仕事と柔道を両立しながら、コツコツと稽古を重ね、ここまで辿り着きました。
新規の問い合わせの中には「仕事で必要なので年内には黒帯をとりたいが可能ですか?」とか「毎日通えば3ヶ月くらいで黒帯になれますか?」
といったお問い合わせをいただくことがあります。
 
こういったお問い合わせに関しては「その期間では初段にはなれません。他の道場を当たってください」とはっきりお断りをしています。
 

 
 
柔道において昇段は、長い柔道修行の中の一つの目標・自らを鼓舞するための「手段」であり、昇段そのものが柔道修行の「目的」ではないはずです。
 
 
 
また、志道館では『生涯柔道の実践』を標榜しています。
続けることが全てではないですが、柔道を続けた人にしか見えない景色もあるはずです。
塾生お一人お一人には柔道を「太く短く」ではなく、「細く長く」続けていただきたいと考えています。
その中で感じること、考えたこと、得たものをご自身の人生に活かして欲しいと思っています。
 
ですので前掲したようなニーズには、志道館ではお応えできないのです。

 

 
 
 
今回昇段された皆さんには事前にレポートを提出していただきました。
 
 
テーマは
「嘉納治五郎師範遺訓を読んで、あなたにとって①己の完成とは?②世を補益するとは?」です。

 
 
最後にレポートの一部を抜粋してご紹介させていただきます。
 
 
①あなたにとって「己の完成」とは?

 
私はこれまで野球、卓球、テニス、サッカー、ゴルフ、陸上競技などのスポーツを経験してきました。どのスポーツも勝つための技を習得するようにトレーニングします。しかし柔道では、先ず受け身を習得してから技の稽古に入ります。それは上達するために、受け身が最も重要です。潔く投げられることも相手を思いやる、自分自身にとっても重要です。
人生は失敗の連続です。失敗してどう立ち上がるかによって、その人の人間性が磨かれます。従って、これからも稽古でも何万回も転びそこから何か得たいです。
 

 

 
志道館五訓にも「続ける」「やり遂げる」とあるように社会人なりに時間を作る、機会を探す事を断続的であっても行う事が自分の完成にとって着実な一歩ではないかと改めて感じました。
 

 

 
柔道において、相手のいない柔道は柔道でない。取がいて受がいる。乱取りにも相手がいる。だからこそ、相手を思いやる心を大事にする。そう考えると、柔道における「己の完成」とは、他人との関係性を育む中でこそ、自分の「己」を磨き、発見し、育んでいくことができるものといえる。
 

 

 
体力や筋力は年齢が上がっていくと共に衰えてしまいますが、精神力は意識すればずっと鍛えられるものだと思います。従って私は柔道の練習を通じ、精神力を鍛えることが己の完成形だと思います。
 

 
 
 

②あなたにとって「世を補益する」とは?

 
自分の理想像への追及の大本を、「社会への感謝」に置くということ。そのことは、遺訓の言葉に言い換えると、自分が「世を補益する」ことについてどの程度貢献できているかによって、「己の完成」の達成具合が逐一確認できるもの、とも考えることができる。
 

 

 
柔道の理念や稽古を通じて得た健康・精神力を使い、私が社会から任されている範囲(仕事や家庭)において周囲に貢献していく事と考えました。柔道の技術は日常生活の中で活用できるシーンはないかもしれません。しかし理念にある「精力善用」や「自他共栄」に加え、今回インターネットで調べた「尽己竢成」(失敗を運のせいにしてはいけない。幸運を望む前にまず自分の力を尽くすべき)という嘉納師範の言葉は特に素晴らしく思い、後輩や自分の子供達にいろいろな形で伝えていきたいと思います。
 

 

 
今回の昇段審査で初段となれた時から、やっと柔道のスタートラインに立てたと考えます。さらに精進し、上の段位を目指すのはもちろん、柔道の素晴らしさを日本人の代表として世界に伝えることが私の「世を補益する」ことになると信じています。
 

 
 
 
 
 
 
柔道で人生をより豊かにしましょう!!
 
 
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館長・坂東真夕子
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

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