今年の志道館杯ゲストはレジェンド・岡野功先...
館長(コラム・講演・対談) 2020年1月17日今週日曜日(1月19日)は、第6回志道館杯です。 第6回志道館杯は1964年東京オリンピック柔道競技中量級(80Kg以下)...
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今週日曜日(1月19日)は、第6回志道館杯です。 第6回志道館杯は1964年東京オリンピック柔道競技中量級(80Kg以下)...
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最近、成年部の生徒さんにある本をいただきました。
「とっさのときにすぐ護れる女性のための護身術(伊藤祐靖・著/講談社)」
この本が面白いのは、これから女性を襲おうとしている加害者視点で“護身”を語っているところです。加害者がどうやってターゲットを決めているかを解説し、一番大切なのは、「ターゲットにされないことである」と説きます。では、加害者はどんな視点でターゲッティングをしているのか?
狙われるのは、一番弱い人。強さ、弱さは目つき、姿勢、立ち居振る舞いで判断される。
「強い」「弱い」の判断基準となるのは、その女性が本能的に備えている「抵抗力」です。そしてこの場合の抵抗力とは、体力や筋力といった、フィジカルな能力だけを指しているのではありません。
加害者が実際に襲撃した際、激しい抵抗をしてくるだろうか、危険を察知したとき大声を出せるだろうか、あるいはちょっと脅かしたら泣き寝入りしそうなタイプだろうか等々、フィジカルとメンタルの両方を含めた「生物としての抵抗力」です。
そして、この「生物としての抵抗力」が非常にわかりやすく外見に表れているのが、実はその人の「姿勢」なのです。
おおいに納得!
以前、ある著名な20代女性の講演会に行ったことがあります。講演内容は素晴らしく、とても勉強になりました。ただ、一点気になる所がありました。それは、その女性の「姿勢」です。くねくねしていて、何かこう身体そのものに力がないというか…。この女性の「姿勢」がよければ、もっと発信力や影響力が増すんじゃないか、と感じ、女性アスリートではなくとも、女性が身体を鍛えることの重要性を痛感した出来事でした。
柔道は相手と組み合わなければ技をかけることができません。なので私は、「柔道=護身術」と考えるのは安易だと思っています。加害者と揉み合いになり、咄嗟に技が出た、加害者に突き飛ばされた時に咄嗟に受身を取った、などという時は柔道そのものが“護身”に役立つかもしれません。ただ、加害者が刃物を持っている時や、ガタイのいい男性である時は、勇敢に加害者に立ち向かっていくことが仇となることもあり、柔道そのものが“護身術”になるとは断言しづらいと考えます。
しかし、柔道で心身を鍛えることで、「生物としての抵抗力」を高めることができます。
「加害者からターゲットにされない女性になる」という意味では、柔道は立派な“護身”であると言えるでしょう。
「柔道」と言うとどうしても男児、男性のもの、というイメージが強くなりがちです。
しかし、この何があるか分からない世の中で、安全な暮らしを送るためにも、女児や女性にこそ、柔道が必要なのではないでしょうか。
館長・坂東真夕子
今週日曜日(1月19日)は、第6回志道館杯です。 第6回志道館杯は1964年東京オリンピック柔道競技中量級(80Kg以下)...
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