「受身」はライフスキル!柔道は「受身」を習...
館長(コラム・講演・対談) 2021年6月11日柔道の基本は「受身(うけみ)」です。 相田みつをさんの詩にもありますが、柔道の「受身」は「負ける練習」で...
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幼児が、自分の意志で柔道を始めることは少ないと思います。ご家族が柔道に対して魅力を感じ、お子様の入門を決めてくださるのではないでしょうか。
体験に来てくれた幼児たちは、楽しそうに柔道場を走り回ります。裸足で踏みしめる畳の感触が気持ちいいのかもしれません。
しかし、大変なのはその後です。幼児に柔道衣を着てもらうまでには、時間がかかります。厚い生地やごわごわした肌触りが嫌なのか、柔道衣を嫌がる幼児は多いです。
この「柔道衣の壁」さえ乗り越えられれば、多くの幼児が「楽しかった!」と満足して帰ってくれます。柔道の魅力は、実際にやってみないと分かりません。
ありがたいことに、体験に来てくれたほとんどの幼児が、入門を希望してくれます。ただ、柔道にすぐ慣れるわけではありません。稽古中に疲れてくると、「今日は終わりにしたい。」と言い出す幼児も中にはいます。個人差はありますが、柔道に馴染むまでには、大体1ヶ月から3ヶ月はかかるものです。
幼児たちが、自らの意志で柔道をやりだしてくれた時は本当に嬉しいです。
心が柔道に向かいだすと、ある言葉が増えます。その言葉は「自分で出来る!」です。
私たち指導者が何かを手伝おうとすると、「1人でやりたい!」と言い、「マットの片付け」、「掃除」、「柔道衣を畳む」など何でも1人でやりたがるようになります。
特に帯を自分で締めたがるようになると、完全に柔道スイッチは「ON」です。稽古にも積極性が出てくるので、どんどん出来ることが増えていきます。
「今日はやりたくない。」、「今日でやめたい。」と言っていた子どもたちも、時間が経てば自らの意志で柔道に向き合っていくものです。柔道にはそれだけの魅力があります。
以前、ある講演会で山口香先生(筑波大学教授・ソウル五輪銅メダリスト)が、「柔道はスルメのようなもの」とおっしゃっていました。「柔道は他の競技に比べ、すぐに『楽しい』とは思えない」という意味です。「柔道はケーキやチョコレートのようなものではありません。ただ、かみ続けているうちにうま味が出てきて、かむ力も鍛えられる、それが柔道です。」と話されていました。
幼児クラスで柔道を始めた子どもたちのほとんどが、小学生になっても柔道を続けてくれます。すぐに柔道の魅力は伝わらないかもしれません。しかし、そこで焦らずに、柔道の本質を少しずつ伝え続け、じっくりと自分の意志で帯を締めてくれる日を待つことが大切です。
これからも、志道館では「楽しさ」と「厳しさ」のバランスがとれ、子どもたちの「心技体」を鍛えられる稽古を心がけていきたいと思います。1人でも多くの子どもたちが、自らの意志で柔の道を歩んでくれると嬉しいです。
※コラム「稽古風景(2018・6・9)〜ひとりでできるもん〜
綾川 浩史
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