「受身」はライフスキル!柔道は「受身」を習...
館長(コラム・講演・対談) 2021年6月11日柔道の基本は「受身(うけみ)」です。 相田みつをさんの詩にもありますが、柔道の「受身」は「負ける練習」で...
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柔道の基本は「受身(うけみ)」です。 相田みつをさんの詩にもありますが、柔道の「受身」は「負ける練習」で...
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最近、出逢った言葉。
おとなになってから
老人になってから
あなたを支えてくれるものは
子ども時代の「あなた」です
児童文学者 石井桃子
本当にこの言葉の通りだと思います。
子どもの頃の人間関係や、様々な体験・経験、それに伴う感情が良いも悪いも、後々の人生に大きく影響することは、私自身実感することでもありますし、また、色んな角度から「人間」に関する勉強をする中で知識としては知っていたことでもあります。
柔道の創始者 嘉納治五郎(1860年~1938年)も、幼少期における母親からの躾や思想が、その後の人生に大きく影響していることがうかがえます。
「人として生まれてきた以上、他人のために尽くすことは当たり前」
こう言いながら、母は心配事のある人や困っている人に対し、わが事のように尽くしました。
母の「人のために尽くす」という教えは、治五郎の心に深く刻み込まれました。この教えが、のちに自分だけでなく他人の栄えもはかるという「自他共栄」の精神につながっていくのです。
〈なぁにくそ!嘉納治五郎と幻の東京オリンピック(藤堂良明・著/オーモリシンジ・絵/国土社)〉より抜粋
嘉納治五郎は晩年母についてこのように語っています。
「母はみんなの為にと言って、他人のことに自分を忘れて尽くしていた。誰にこうしてやろうとか、あの人が気の毒だからしてあげようなどとよく言っていたのを覚えている。私が人の為に尽くそうという精神になったのはこの母の感化だ」
参照〈日本の偉人物語➁岡田幹彦・著/光明思想社〉
嘉納治五郎の母が、前掲したような思想の持ち主でなければ、「柔道」という武道は誕生していなかったかも知れません。
文武一道塾 志道館に通う子供たちにとって、子ども時代の一時期でも「柔道を頑張っていた自分」や、志道館という“場”での学びが、大人になった彼ら彼女らの支えになってくれることを願いながら、日々の指導に励んでいきたいと思います。
館長 坂東真夕子
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