幼児期から「柔道」に取り組むということ。 ...
幼児・小学生クラス<稽古風景・古典素読・勉学・しつけ> 2015年6月22日16:00頃 保護者の方に連れられて、道場へ。靴を揃えて靴箱に入れ、嘉納先生に一礼。 そして柔道着に着替えます(...
幼児期から「柔道」に取り組むということ。 ...
16:00頃 保護者の方に連れられて、道場へ。靴を揃えて靴箱に入れ、嘉納先生に一礼。 そして柔道着に着替えます(...
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生まれて初めて柔道場に入ったお子さんがとる行動で、1番多いものは何だと思いますか。
答えは「走る」です。初めは緊張していたお子さんも、裸足で畳の上に上がると、すぐに道場内をかけまわります。特に港南道場は広くて開放感もあるので、1、2分経つと、ばててしまう位の全力ダッシュです。スピードを出しすぎて転んだりもしますが、柔道畳は柔らかいので、怪我の心配はありません。すぐに立ちあがり、また、元気に走り出します。
子どもたちは、走ることが大好きです。幼年部・少年部のウォーミングアップは、走ることから始まります。色々な動きを混ぜながら約5分間走りますが、みんな本当に楽しそうです。これには、運動そのものが楽しいということはもちろん、「裸足」の気持ちよさも関係していると思います。
当然ですが、柔道は「裸足」で行います。1日中、靴や上履きを履いて生活している子どもたちは、裸足になった時に、解放感を感じているのではないでしょうか。皆さんも、砂浜や芝生の上を裸足で歩いた時の気持ちよさは、体感したことがあると思います。柔道には、それに近い効果があるのかもしれませんね。
「志道館エクササイズ」を監修した山口敬志さん(パーソナルトレーナー)は、裸足の効果を以下のように述べています。
〈裸足の効果〉
○感覚受容器(メカノレセプター)という足裏のセンサーが鍛えられ、バランス能力がアップする。転倒予防にもつながり、また足首の捻挫もしにくくなる。
○足趾(足の指)にも意識がいくようになり、踏ん張りがきくようになる。
○どこに重心があるか感じやすくなり、適切な重心ポイントで立ちやすくなる。その結果、筋肉や骨、関節への負担が軽減する。
○足裏の刺激により、脳の活性化を助ける働きがある。また東洋医学的な考えでは、足裏は身体の各器官に対応したツボがあるとされ、それらが刺激されることで体調改善に繋がる可能性もある。
○靴や靴下を脱ぐことが解放感につながり、リフレッシュやリラックス効果がある。
裸足の効果については、様々な研究がされており、「はだし教育」を行っている保育園・幼稚園・小学校も多くあります。改めて考えてみると、柔道も立派な「はだし教育」ですね。「柔道は全身運動」とよく言われますが、「足裏」や「足の指」まで鍛えられる素晴らしい武道なのです。
みなさんも、柔道場で裸足になり、心も体もリフレッシュしませんか。
綾川 浩史
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