志道館杯を振り返って その1~岡野功先生か...
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“技”
それは努力の上に咲く花です
即席の稽古で身につくものではありません
柔道は孤独との対話ではないでしょうか
練習とめい黙のうちにじっと自分を
見つめる時“技”開眼を感じます
これは、伝説の柔道家・木村政彦の師匠である牛島辰熊先生の言葉です。この言葉が書かれた色紙が、年明けから道場に飾られています。
昨年末、久々に高知の恩師のもとを訪ねました。その際、この色紙を恩師からいただきました。「この色紙の言葉の意味が、お前にもそろそろ分かるかもにゃー(語尾は土佐弁)」。そんな恩師からの言葉は、私にとってとても励みになり、嬉しく感じたことは言うまでもありません。
牛島辰熊先生のこの言葉は、柔道修行に限らず、人生そのものに対する格言であると感じました。勉強、スポーツ、文化活動、仕事等々、人生に於いて即席で身に付くものなど何一つありません。そして人間とは孤独な生き物なのだと思います。その孤独と向き合い、内省する中で、人は人生の開眼を得る事ができるのかもしれません。
私自身、中学一年生からの柔道修行を通して、多くのことを学ぶ事ができたと思っています。その学びは、今の生き方、選手引退後の人生におおいに役立っています。その中でも一番の学びは、
最大かつ最強の敵は「弱い自分自身」である
ということ。
敵や本当に越えるべき困難は、自分の外にあるのではなく、自分の中にあるのです。
人生で不本意なことが起こった時、環境や他人のせいにせず、まずは「弱い自分自身」と向き合ってみる。こういった思考の習慣は、選手引退後の人生にも大きく影響しています。
牛島辰熊先生の言葉に触れ、“柔道修行とは「人生の縮図」である”ということを改めて感じました。柔道の“道”とは、“人生=人が歩む道”そのものなのです。
これは恩師から聞いた話し。
牛島辰熊先生は生前に高知に来たことがあるそうです。その際、牛島先生はこう言ったそうです。
「坂本先生に会いに行きたい」
そして車で向かった先は、桂浜。
桂浜・坂本龍馬像の前で、2時間座って対話されていたとか。
牛島先生は思想家でもあり、あの東条英機の暗殺を企てたほどの人です。幕末、薩長同盟、大政奉還実現のため、日本を飛び回った高知の雄・坂本龍馬に聞いてみたいことがたくさんあったに違いありません。
私は「木村政彦はなぜ力道山を殺さなかったのか〈増田俊也・著/新潮社〉」を読んで以来、牛島先生の大ファンです。
私もいつか、坂本龍馬と対話できる人物になれるよう、これからも柔道修行に勤しんでいきます!
館長・坂東真夕子
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