「不要不急の外出自粛要請」で考えた、柔道の存在意義

館長(コラム・講演・対談) 2020年4月1日
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

「不要不急の外出自粛」の「不要不急」って何だろう?といつも考えていました。
 
人によって基準が違うのではないかと。
ある人にとっては、何ヶ月も前から楽しみにしていたコンサートに行く事が、ある人にとっては芸術鑑賞が、ある人にとっては柔道で汗を流すことが「要」であるかも知れない、、、。

 
 
考えた末、私はある答えに辿り着きました。
それは、「不要不急」とは「生命の維持に必要な活動以外のこと」を指すのではないかと。
 
つまり「今、〇〇やらなくても死なないよね」の「〇〇」に当たる活動のこと。
例えば「コンサート行かなくても死なないよね」「柔道で汗を流さなくても、生きていけるよね」みたいな感じで語られる活動のことなのだと思います。

 

確かに、その通りです!
なので、今はそういった活動は自粛べき時期。
しかし!前述したような文脈で語られるものって「人生を心豊かに生きる」には必要なことだと思います。

 

好きなアーティストのコンサート・美術鑑賞・柔道・スポーツ・気の合う仲間と飲みに行くこと等々、こういった趣味とか余暇の過ごし方が、どれだけ私たちの人生にポジティブな影響をもたらしてくれていたのか、私はそれを実感しました。
 

 

「道場経営とは、人生の豊かさを提供するサービス業」なのだ、と気づきました。

 

この状況を機に、スポーツ・文化活動の価値が高まると感じています。
この状況が一段落したら、趣味や余暇活動を思いっきり楽しみたいですね!!

 

 

 

館長・坂東真夕子

 

 

 

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

関連するオススメの記事

君たちはどう生きるか

館長(コラム・講演・対談) 2016年6月14日

私が好きな本の一つに、「君たちはどう生きるか(吉野源三郎・著/岩波文庫)」という本があります。主人公のコペル君(愛称...

館長(コラム・講演・対談)

君たちはどう生きるか

2016年6月14日 06:07

私が好きな本の一つに、「君たちはどう生きるか(吉野源三郎・著/岩波文庫)」という本があります。主人公のコペル君(愛称...

続きを見る

柔道という名の外交 〜日中・日米 柔道交流で...

港南道場 2019年2月6日

先日のコラムでもご紹介した通り、先月文武一道塾志道館では、政治的外交ではなかなか課題も多いであろう中国とアメリカとい...

港南道場

柔道という名の外交 〜日中・日米 柔道交流で...

2019年2月6日 06:11

先日のコラムでもご紹介した通り、先月文武一道塾志道館では、政治的外交ではなかなか課題も多いであろう中国とアメリカとい...

続きを見る

【子ども✕運動系習い事】柔道をやると「人好...

館長(コラム・講演・対談) 2023年9月27日

「柔道」の特徴の一つに「相手との間合い(距離)が近さ」があげられます。     柔道は、互いの襟と袖をつかみ...

館長(コラム・講演・対談)

【子ども✕運動系習い事】柔道をやると「人好...

2023年9月27日 17:20

「柔道」の特徴の一つに「相手との間合い(距離)が近さ」があげられます。     柔道は、互いの襟と袖をつかみ...

続きを見る