「個性の尊重」と「秩序の維持」

港南道場 2020年5月13日
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昨今、教育を語る中で
「子どもの個性を尊重する」
「子どもを規則や決まりで縛るのではなく、本人の意志で自由にやらせる」
云々という言葉を目にします。

 

こういった言葉がどういう文脈で語られるかにもよりますが、時として”大人の無責任さ”を正当化する危険性を孕んでいる、と感じます。
耳障りのいい言葉ゆえに、こういった類の言葉を鵜呑みにしてはいけないと思っています。
 
 
(発達障害等の特性がある子どもたちについては、その特性を理解した上で論じなければならないと考えています。
ここから先の文章には、そういった視点は含まれていないことをご理解ください)
 
確かに、子どもたち一人一人の「個性の尊重」は、とても大切なことです。
ですが、その場の秩序を乱すような「個性」は、ただの「身勝手・我がまま」とも言えます。
本当の意味での「個性の尊重」とは、秩序が維持されている中でこそ成り立つものではないでしょうか?
「自由」とは、自分の意のままに振る舞うことではなく、ある程度のルールの中でこそ謳歌できるものであると考えます。
 
 
日本には古来より「守破離」という言葉があります。
これは武道や芸能等の師弟関係の中で生まれた言葉だそうですが、私は全ての物事に当てはまると思っています。
ルールや社会規範・自分が属するコミュニティの規律というものを、まずは「守る」。
それを学ぶことが、子ども時代にこそ重要だと考えるからです。
 
文武一道塾 志道館では創設以来、道場内での凡事徹底を心がけてきました。
それを明文化したのが【志道館7つの習慣】です。
 

 

 
コラム
習慣が変われば、人生が変わる!志道館7つの習慣
https://www.bunbuichido.net/20190321column/
 

 
一人ひとりが凡事を大切にすれば、道場内に秩序が生まれます。
その秩序が道場の良い文化・凛とした雰囲気を生み出し、道場そのものが「人が育つ土壌」となるはずです。
 
 
先日港南道場では、野尻先生がこんな張り紙を作ってくれました!
 

 

勉強時間に使用する机の片付け方を、子どもたちの視覚に訴えたものです。
ルールや規則を守るということにおいて、子どもたちの間で理解の度合いや取り組みの姿勢に差があることも事実です。
見ればわかる、すぐ行動できる。
秩序作りには、こういった様々な工夫や仕組みが必要です。
 
道場内に秩序が根付き、文武一道塾 志道館という【場】そのものが「人が育つ栄養満点の肥沃な土壌」となるよう、これからも様々な工夫を施していきたいと思います。
 
 
 

※志道館フリースクールクラスアドバイザーでもある臨床心理士・中里文子先生のコラムにもこのような記事がありました。合わせてご一読ください。
 
〈オルタナティブ教育 フリースクールに活かす〉
https://agc-office.com/education/c20190920
 
 
 
 
 
 

館長・坂東真夕子
 
 
 
 
 
 

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