2022年4月 成年部の皆様へのお知らせ

2022年度 稽古カリキュラム『達人への道』

体力やパワーに物を言わせる「強さ」、試合で勝てるような「強さ」はいつか衰えます。
 
しかし「上手さ(うまさ)」「巧みさ(たくみさ)」は稽古の積み重ねにより年々上達させることができ、衰えません。
『達人』とは「体力やパワーを凌駕する“上手さ”“巧みさ”を持った人」という意味合いです。
 
「通常稽古(=現在実施しているような稽古内容)」「投の形稽古日」に加え、『達人』を目指しより柔道の技術を深められるよう下記のような稽古カリキュラムを計画しています。
 
 
 

①「投の形」に学ぶ『捨身技』

「投の形(真捨身技・横捨身技)」をベースに、乱取りでも応用できるよう指導します。
 
大島修次(おおしましゅうじ)が担当します。
大島修次は2010年第2回世界形選手権大会「投の形」優勝、柔道選手時代(国際武道大学→千葉県警)には捨身技を得意とし選手としても活躍していました。
 
 
弐段・参段受験の際には「投の形」の「真捨身技・横捨身技」までが必須となります。
「真捨身技・横捨身技」は受も取も難易度が高いです。
 
昇段審査前に焦って取り組んでも習得が難しいですので、将来的に昇段を目指す方は計画的な参加をお勧めします。
 
また有段者(黒帯)の方は、現在の段からの昇段を目指す際、「技のレパートリー(持ち技)を増やす」ということを昇段審査受験条件の一つとします。
ご自身の持ち技を増やす、という意味でも積極的に本講座を活用してください。
 
 
※毎月1回ペースで開講(実施日は月毎にお知らせします)
 
 
 

②現役格闘家に学ぶ『絞技・関節技』

柔道には「投技(立技)」と「固技(寝技)」があります。
『絞技・関節技』は「固技(寝技)」の技術です。
 
現役格闘家(RIZIN出場)である大島沙緒里(おおしま さおり)が担当します。
 
大島沙織里は東海大学出身。
柔道では全日本ジュニアで優勝経験もあります。
 
 
※毎月1〜2回ペースで開講(実施日は月毎にお知らせします)
 
 
 

③投技レベルアップ稽古日

内股・払腰・一本背負投・袖釣込腰等、初段以上の方のための投技指導を充実させていきます。
 
今年度前半は下記のように計画しています。
10月以降は進捗具合を鑑みテーマを決めます。
 
有段者(黒帯)の方は、現在の段からの昇段を目指す際、「技のレパートリー(持ち技)を増やす」ということを昇段審査受験条件の一つとします。
ご自身の持ち技を増やす、という意味でも積極的に本講座を活用してください。
 
 
▶︎4月・5月・6月は「内股・払腰・跳腰」
 
▶︎7月・8月・9月は「一本背負投・袖釣込腰」
 
 
※週1回ペースで開講(実施日は月毎にお知らせします。)
 
 
 

ご注意ください!!初心者(白帯)の方へ

①〜③共に、初心者(白帯)の参加も可能です。
 
但し、①③の技術に関しては初心者(白帯)の方は「その日限り」の練習とし、初段を取得してから継続的な練習に取り組んでください。
 
 

スポーツ(傷害)保険について

稽古中の万が一の怪我に備え、個人でスポーツ(傷害)保険に加入することをお勧めします。
 
2021年度には稽古を長期間(概ね3ヶ月以上)休むような怪我が4件(内1件は体験者)発生しています。
私共も塾生の皆さんが安全に安心して稽古に取り組めるよう引き続き尽力して参りますが、気をつけていても起こってしまうのが怪我です。
 
2022年度について弊社は自賠責保険のみ加入し、稽古中のお一人お一人の怪我につきましては一切の保障は致しません。
もし保険会社を紹介して欲しいという方はピクロにてご連絡ください。
 
弊社と取り引きのある保険代理店をご紹介致します。
 
 
 

退塾・休塾のフローについて

改めてご説明致します。
 
退塾・休塾については必ずフローをお守りくださいますようお願い致します。
 
 
①月謝の場合
 
⑴退塾
前月25日までのお申し出で翌月月末付けの退塾となります。
退塾月に稽古に参加できるできないに関わらず、退塾月の月謝は必要となります。
 
 
⑵休塾
前月25日までのお申し出で翌月から休塾することができます。
休塾前に復帰月分の月謝をお振り込みください。
 
そのまま退塾となった場合、復帰月分の月謝は退塾月に充当されます。
また休塾は最長3ヶ月です。3ヶ月を過ぎると自動的に退塾となります。
 
 
⑶月謝から回数券への変更について
前月25日までのお申し出で翌月から回数券に変更することができます。
回数券代は前月月末までにお振り込みください。
 
 
 
②回数券の場合
 
⑴退塾
回数券消化後または回数券有効期限日から3ヶ月以上、次の回数券の
振り込みがない場合は自動的に退塾となります。
 
 
⑵休塾
休塾制度は適用されません。
 
 
⑶回数券が期限内に消化できなかった場合
いかなる理由であっても返金には応じかねます。
但し、明らかに指導者側・運営者側に責任があり自賠責保険金支払いの対象となる事案は除きます。
 
 
 

昇段審査会について

下記概要で新宿区昇段審査会に参加予定です。
 
 

①日程

 

・6月(第3日曜日の予定)

・11月(第3日曜日の予定)
 
※ 場所はいずれも「新宿区スポーツセンター」です。
 
 
 

②受験資格

 

⑴無段の方(初段を目指す方)
 
a.必要最低年数
文武一道塾 志道館 入門から18ヶ月以上が経過していること。
その間、週1回以上コンスタントに稽古に参加していること。
月2回程度の稽古頻度の場合は、入門後36ヶ月以上経過していることが条件となります。
 
※他道場の稽古回数は考慮致しかねます。ご了承ください。
 
 
b.技術
「投の形(手技・腰技・足技)」の理合いを理解し、受取共にスムーズに展開できること。
後受身・横受身・前回受身の単独練習が正しい形でできていること。
「投げ込み」で相手に投げられた時に安全に受身を取ることができること。
「3種類以上の投技(大腰・背負投・大内刈・小内刈等)」の打ち込み・投げ込みが正しい形でできていること。また相手を安全に投げることができていること。乱取りにおいて動いて技をかけることができていること。
 
 
c.事前審査
前項bの技術に加え、昇段審査前にレポートを提出していただきます。
レポートは可否を測るものではなく、柔道の歴史や嘉納治五郎の思想哲学に触れるためのものです。
また前項bの技術についても事前審査を致します。
 
 
d.昇段後も稽古継続の意思があること
黒帯になることはゴールではありません。
むしろ黒帯になってからが本格的な柔道修行の始まりです。
せっかく黒帯になっても稽古を継続しなければ、技術は上達しません。
 
「昇段」はあくまで自分の柔道修行の成果を測る一つの手段・目標の一つです。
 
 
 
⑵初段の方(弐段を目指す方)
 
a.必要最低年数
前回の初段昇段から3年以上が経過し、かつ文武一道塾 志道館 入門から18ヶ月以上が経過していること。
その間、週1回以上コンスタントに稽古に参加していること。
月2回程度の稽古頻度の場合は、入門後36ヶ月以上経過していることが条件となります。
 
※志道館入門前の柔道歴、他道場での稽古回数は考慮致しかねます。
ご了承ください。
 
 
b.技術
「投の形(手技・腰技・足技・真捨身技・横捨身技)」の理合いを理解し、受取共にスムーズに展開できること。
初段になってから「持ち技(打ち込み投げ込みが正しくできる&乱取りでかけることができる技)」が一つ以上増えていること。
乱取りにおいて初心者の方と組み合う時、「引き立て稽古」ができていること。
 
 

 
※「引き立て稽古」とは?
 
三様の稽古〜生涯柔道の実践を目指して〜
https://www.bunbuichido.net/20191024ayakawa-column/
 

【小学生×柔道】1月目標は「三様(さんよう)の稽古を実践する」〜四ッ谷本部道場〜
https://www.bunbuichido.net/20220113judo-sanyou-keiko/
 

 
 
c.事前審査
前項bの技術に加え、昇段審査前にレポートを提出していただきます。
レポートは可否を測るものではなく、柔道の歴史や嘉納治五郎の思想哲学に触れるためのものです。
また前項bの技術についても事前審査を致します。
 
 
d.昇段後も稽古継続の意思があること
 
 
 
⑶弐段の方(参段を目指す方)
 
a.必要最低年数
前回の弐段昇段から4年以上が経過し、かつ文武一道塾 志道館 入門から18ヶ月以上が経過していること。
その間、週1回以上コンスタントに稽古に参加していること。
月2回程度の稽古頻度の場合は、入門後36ヶ月以上経過していることが条件となります。
 
※志道館入門前の柔道歴、他道場での稽古回数は考慮致しかねます。
ご了承ください。
 
 
b.技術
「投の形(手技・腰技・足技・真捨身技・横捨身技)」「固の形」の理合いを理解し、受取共にスムーズに展開できること。
弐段になってから「持ち技(打ち込み投げ込みが正しくできる&乱取りでかけることができる技)」が一つ以上増えていること。
 
乱取りにおいて自分より実力が格下の相手と組み合う時、「引き立て稽古」ができていること。
 
 

 
※「引き立て稽古」とは?
 
三様の稽古〜生涯柔道の実践を目指して〜
https://www.bunbuichido.net/20191024ayakawa-column/
 
【小学生×柔道】1月目標は「三様(さんよう)の稽古を実践する」〜四ッ谷本部道場〜
https://www.bunbuichido.net/20220113judo-sanyou-keiko/
 

 
 
c.事前審査
前項bの技術に加え、昇段審査前にレポートを提出していただきます。
レポートは可否を測るものではなく、柔道の歴史や嘉納治五郎の思想哲学に触れるためのものです。
また前項bの技術についても事前審査を致します。
 
 
d.昇段後も稽古継続の意思があること
 
 
 

資格取得について

有段者になると下記の資格を取得することができます。
 
①公認柔道指導者
https://www.judo.or.jp/coach-referee/coach-howtobe/
 

②公認審判員
https://www.judo.or.jp/coach-referee/referee-howtobe/
 
 
 
上位段(四段以上)を目指す際には、柔道界への貢献度が問われます。
貢献度として重視されるのが①②の資格です。
現在のところ特に②が重視される傾向があるように感じます。
 
毎年資格取得のための講習会が実施されています。
もし資格取得に興味・意欲のある方は東京都柔道連盟ウェブサイトをチェックして見てください。
資格取得講習会を受講したいという方はピクロにて随時ご連絡ください。
 
 
※こちらから資格取得講習会についてご案内することはありません。
ご自分でチェックしてお申し出ください。申し込みはサポート致します。
 
 
 
▶︎東京都柔道連盟ウェブサイト
https://www.tojuren.or.jp