限界値を引き上げる
館長(コラム・講演・対談) 2017年2月15日最近の稽古で意識していること。 それは「その子の限界値を引き上げる」ということ。 具体的には、入門...
限界値を引き上げる
最近の稽古で意識していること。 それは「その子の限界値を引き上げる」ということ。 具体的には、入門...
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志道館の特徴は【縦割りクラス】。
《幼児》と《小学生》の稽古時間を分けず、
あえて、3歳になったばかりの子から小学校6年生まで同じクラスで学びます。
安全面を考慮し、稽古内容によって、小学生の子供たちと幼児クラスの子供たちを別のグループにして稽古することもありますが、それ以外はあえて幼児と小学生を同じグループにしています。
3歳〜年長さんまでの子供たちにとって、歳の離れたお兄ちゃんお姉ちゃんとの触れ合いは、大人から学ぶのとはひと味違った感情を持つと思います。
必死に頑張る小学生の背中を、じっと見ている幼児たちも多いです。
全力で走る小学生。
がむしゃらに先生に技をかける小学生。
時には先生に叱られ涙しつつも、気持ちを切り替えてまた立ち上がる小学生。
そんな先輩たちの姿は、きっと刺激になっているはずです。
時々、親御様からこんな話をいただきます。
「お兄ちゃんたちみたいにできるようになりたい、って家で話してます」
「〇〇君は優しく教えてくれるから会えるのが楽しみなようです」
「小学生がすごかった、上手だったって、楽しそうに話してくれます」
などなど。
この日は、幼児同士が組み合うところに小学生がミニ先生に!
柔道衣のどこを持って組み合うか、伝えようとしますが、3歳にとって「柔道衣を持つ」という行為そのものが難易度が高い。
「えっとね、ここのところをね、こうやって」と身振り手振りで伝えようとしますが、なかなかうまくいきません。
どうにかしてわかってもらいたい!その一身からでしょうか?
身を屈めて目線を合わせ、優しい口調でゆっくりと教えます。
「足はここに置くんだよ」「次の足はこっちだよ」と、足を軽く支えながら教えるミニ先生。
大人の指導者が伝える言葉より、小学生がミニ先生になって教える方が、幼児の耳には入りやすいのかもしれませんね。
この後、嬉しそうにミニ先生に寄りかかっていたのは、微笑ましい光景でした。
幼児を相手に技を教えるのは小学生にとってハードルが高いようで、首を捻ったり「そうじゃないんだよなぁ」と小さな声で漏らしているのを耳にします。
言葉で理解することが難しい、やって見せてもすぐ真似することができない、そんなちびっこ達にどう技を伝えるかを必死に考えています。
・この技ってどうやってかけるんだっけ?
・どういう順番で足や手を動かすだったかな?
・重心の移動は?
・目線はどこを見る?
など
伝えるべきポイントがたくさん見つかって、汗汗。
先生の説明を聞いている時はわかった!と思っていたことも
教える立場になるとはじめて「自分はできるけど、伝えられない!」と気づくのです。
幼児は小学生の姿を見て憧れたり、お手本にしながら頑張る。
小学生は【ミニ先生なんだ】というプライドを持って、懸命に努力する。
こうして子供たちが一緒に成長していくのを、これからも長い目でじっくり見守っていきたいと思います。
館長補佐 近藤智子
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