日々の指導で心がけたいこと。 〜シンクロ井...
館長(コラム・講演・対談) 2015年7月16日私が一度お会いしたい人物の一人に、シンクロナイズドスイミング指導者の井村雅代さんがいます。“きれいごと”を言わずに選手...
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私が一度お会いしたい人物の一人に、シンクロナイズドスイミング指導者の井村雅代さんがいます。“きれいごと”を言わずに選手...
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「目標」を決めることは、何をする上でも大切です。多くの方が「目標設定」の大切さを認識されていると思います。ただ、「目標達成の目的は?」と聞かれると、答えるのに少し困ってしまうかもしれません。
今回、志道館少年部では、あえてその難しいことに向き合ってみました。
「柔道修行の目的」を考えたのは、小学1年生から5年生の23人です。「このような内容を書くべきだ」という方向性は示さなかったので、子どもたちは、かなり考え込んでいました。「柔道をやっている目的ってなんだろう?」自分の中にある答えを探し出す時間は、とても貴重だったと思います。
苦労の末にそれぞれが導き出した「柔道修行の目的」は、素晴らしいものばかりでした。その一部をご紹介します。
「人のことをまもるため」
「つよくなってみんなをたすけるため」
「精神をきたえて世の中の役に立つため」
「体とこころをきたえてよのやくにたつ人になる」
「体が弱かったから、強くなって人を助けられるようになるため」
「しょう来体が強い大人になって、いじめられてる人や困っている人を助けるため」
多くの子どもたちが「自分を鍛え、人を助ける」といった内容を書いたことには驚かされました。きっと、普段触れている言葉から多くの影響を受けているのでしょう。志道館では、「柔道精神」を身につけるために以下の言葉を復唱しています。
「精力善用」「自他共栄」
「己を完成し世を補益するが柔道修行の究竟の目的である」
(嘉納師範遺訓)
「親に感謝しよう」「志を立て学び続けよう」
「相手を思いやる心を持とう」
「覚悟を決めてやり遂げよう」
「世の役に立つ人になろう」
(志道館五訓)
これらの言葉は、子どもたちの頭にしっかりと残っています。しかし、言葉を知り、目的を考えただけではあまり意味がありません。常に「柔道修行の目的」を意識した行動をとるために、自分で紙に書き、それを道場に貼り、みんなの前で発表してもらいました。こうすることで、自分の言葉に対する責任が生まれます。
少しずつではありますが、子ども達は自分で考えた目的に沿った行動をとれるようになってきました。「強くなろう」「やさしくなろう」そんな気持ちが子どもたちの様子から伝わってきます。
「柔道修行の目的」を認識することで、柔道に対する意識は変わってきます。柔道に対する心持ちが変わった子どもたちの「心・頭・体」の成長は著しいです。
「柔道修行の目的」は、「初心」と言い換えてもいいでしょう。「誰のために」「何のために」柔道をやっているのか。常にそれを自問自答し、意識し続けることで、人は限りなく成長することができます。まさに「初心忘るべからず」ですね。
これからも、柔道の目的について考える機会を設けていきたいと思います。
綾川 浩史
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