【子ども×習い事×柔道】受身をほめる!

館長(コラム・講演・対談) 2021年8月5日
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小学生クラスでは、小学生同士乱取り(らんどり)稽古をすることがあります。
乱取りとは、違いに技を掛け合う実践形式の稽古方法のことを言います。
 
 
 
私が乱取り稽古の取り組むにあたり子どもたちに口酸っぱく言っているのは、しっかりと組んで勇気を出して技を掛け合って、そして投げられそうになったら素直に受身をとる、ということです。
 

「“受身“も乱取り稽古の一部である」ということを、繰り返し子どもたちには説いています。
 
 
試合においては「素直に受身をとる」ということは、「負け」を意味します。
 
しかし、投げられまいとして、手をついたりすると肩や腕の怪我につながりますし、変に踏ん張ると膝を負傷したり、相手の投げ方も強引になり、強引な投げられ方をしてしまうと相手の体重が自分に乗っかってしまい畳に頭を強く打ちつける原因にもなります。「投げられまい」という姿勢には危険が伴うのです。
 
ですので、乱取り稽古の時には、私は投げた子と投げられた子をセットでほめることを意識しています。
 
 
 
技を掛けて投げた子には「いい技だったよ!」「いいタイミングだったよ!」
とほめ、投げられた子には「いい受身だったよ!」「上手に受身がとれてたよ!」と、必ずセットでほめます。
 
 
こうすることで「投げられること=悪いこと・恥ずかしいこと」ではなく、「投げられてしっかり受身をとること=かっこいいこと・いいこと」という概念が形成されます。
相手に一時的に負かされてもしっかり受身をとれば、怪我することなくまた相手に立ち向かって行くことができます。

 

 
 
人生も同じ。
 
 
道の途中で躓いたり、挫折をしても、その躓きや挫折が致命傷にならないように「受身」を上手にとれば、何度だって立ち上がって前を向いて歩き出すことができます。
そう考えると乱取り稽古の中で子どもたちは、人生の予行練習を積んでいるのではないか、そんなふうに思います。
 

 

「受身」という上手な負け方を練習する柔道って、本当に素晴らしい武道だと日々感じています。
 
 
 

これからも「いい受身」をたくさんほめようと思います。

 
 
 

館長・坂東真夕子
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

 

 
 

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