【子ども×運動能力】「人登り」で体の使い方...
幼児・小学生クラス<稽古風景> 2022年5月27日子どもたちに人気のアクティビティの一つに「人登り」があります。 指導者を木に見立て、指導者の柔道衣を...
【子ども×運動能力】「人登り」で体の使い方...
子どもたちに人気のアクティビティの一つに「人登り」があります。 指導者を木に見立て、指導者の柔道衣を...
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目次
2013年10月に開かれた「文武一道塾 志道館」。
今年で3年目に入りました。
文武一道塾志道館創立二周年を記念し、11月14日に開催した第二回志道館杯(大さらい会)。
多くの方々のご協力とご尽力のお陰で、子ども達にとっても、見学された保護者さまにとっても、そして何より私たち指導陣にとって、有意義な素晴らしい時間となりました。
いつもの稽古と同様に、しっかりと体操&フォーミングアップ。
体をほぐし、調子を整えます。
柔軟もしっかりと。ケガには注意です!
少年部は受け身の練習から。
幼年部の試合は立ち技なし、寝技のみ。
熟練度がまちまち、ということもあり「礼法&寝技」という戦いにしました。先生の指導のもと、復習しています。
「誰と対戦するの?誰が相手??」
興味しんしんです。
男の子3人と、女子3人、みんな小学校1年生。
どの組み合わせになるかなぁ。
「お願いします!」という声も高らかに、白熱した試合展開。
普段の稽古で培った力をどこまで発揮できるか、息をのむ試合が続きます。
幼年部の子供たちは、礼をしてから座り、寝技をかけあいます。
ふんばって抑え込んだと思ったら、柔らかい体でブリッジをしてひっくりかえす。
甲乙つけがたい戦いに、大人たちの「おぉ!」という声が聞こえてきました。
29フレーズある漢文を読み上げる子どもたち。
日々の稽古でも、柔道の後にみんなで読み上げています。
子供たちが順番にリード役をつとめました。
リード役に続いて、大きな声ではきはきと。
幼年部の子どもたちは、意味はわからないなりに(^_^;)
一生懸命、発声しています。
年齢、熟練度などを考慮して分けたグループごとに試合を実施。
それぞれのグループに金メダル、銀メダルが授与されました。
他にも「礼法MVP」「実語教MVP」「受身MVP」なども発表されました。
わくわくしていたのは、子供たちだけではありません。
保護者の方々も、成年部の生徒さんたちも楽しみにしていました。
福見友子さんの柔道教室がはじまります!
いまはJR東日本の柔道部コーチに就任されている福見さん。
現役時代の凛とした佇まいよりも、柔らかくなられた印象。
穏やかな語り口で子供たちと向き合ってくださいました。
柔道教室では”小内苅り”を伝授していただきました。
ユーモアを交えた指導に、子どもたちの緊張もすぐに解れていってきました。
柔道教室の後は、福見さんとの乱取!
こんな機会、めったにない(@_@)
礼をしたらすぐ、福見さんのもとへかけてゆく子供たち。
一生懸命でした!
さらに、短い時間ではありましたが、福見さんの貴重なお話をお聞きすることができました。
どんな気持ちで柔道に向き合ってきたか?
これからどんな人生を歩んで欲しいか?
子どもたちにとって、もしかしたら今はぴんとこないかもしれませんが、福見さんが真剣なまなざしで語ってくださったその姿は、きっと記憶に残るだろうと思います。
後日、さまざまな感想が寄せられました。
『小さい子供たちが一生懸命に柔道に打ちこむ姿を見て、心が洗われるようだった』
『がんばっている姿を見て、大人も負けてられないなぁと思いました』
『心身ともに成長している姿を見ることができて良かった』
『想像以上に形になっていたし、姿勢も伸びていて、わが子ながら感心した』
『メダルを取れなかったのは悔しかったけど、これからももっとがんばりたい』
などなど。
子どもたちも、それを見守る大人たちも、いろんなことを感じたようです。
館長はこんな風に志道館杯を振り返ります。
今回、参加した子ども達はそれぞれが本当によく頑張ったと思います。
しかし、全員がメダルをもらえた訳ではありません。いつだって結果は容赦せず、勝者と敗者を作り出します。きっとひとり一人、その小さな胸に様々な思いや感情が去来したのではないでしょうか…。
試合前の緊張感、自分が力を出し切った時の清々しさ、勝った喜び、負けた悔しさ、メダル授与者への嫉妬心、敗者を思いやる心、自分の思い通りにならないはがゆさ…。
彼ら彼女らは、今は小さくてまだ理解ができないかもしれないけれど、上記のような感情を抱えること、そしてその感情と向き合うことは、立派な大人(世の役に立つ人)になるため
の訓練なのだと、私は思います。
あの日の自分を振り返り、今日をしっかりと生きてほしい。そして純粋な気持ちで稽古に打ち込んでほしい。そう思います。
私たち指導陣も、自分を律し高めながら、子供たちと向き合っていきたいと改めて思いました。
文責 近藤ともこ(こんとも)
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