柔道はスルメのようなもの~「自分で出来る!」...
港南道場 2019年8月31日幼児が、自分の意志で柔道を始めることは少ないと思います。ご家族が柔道に対して魅力を感じ、お子様の入門を決めてくださる...
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幼児が、自分の意志で柔道を始めることは少ないと思います。ご家族が柔道に対して魅力を感じ、お子様の入門を決めてくださる...
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本日午前中に、坂東、近藤、綾川の3人で「発達障害・精神障害の子どもの支援に関わる人のための心理学講座」に参加してきました。
こころん柔道部主催者でもあるAGヒューマンサービス株式会社 代表取締役中里文子先生(筑波大学 ヒューマン・ケア科学研究員臨床心理士)にお願いして特別に開講していただきました。
現在、文武一道塾 志道館では不登校児を対象としたフリースクールクラスの新設を準備中です。
2008年東京都の調査では、中学校に通う学習障害の子どもの50%、注意欠陥・多動性障害の子どもの40%、自閉スペクトラム症の子どもの18.8%が不登校であると報告されています。
また、「不登校問題に関する調査研究協力者会議(2011年文部科学省)」では、「不登校児の中で発達障害児の割合は3割強。グレーゾーンを含めるとさらに増える」とされています。
子どもの障害を正しく理解し、子どもに合わせた支援を行うことが、学校復帰や、
その子自身がその後の人生を前向きに歩むことに繋がっていくのだと思います。
そういったこともあり、今回中里先生の元で専門的な勉強をさせていただきました。
文武一道塾 志道館フリースクールクラスでは「柔道とカウンセリングと学習指導」つまり「体と心と頭(学習)」の三位一体となった支援を実現させたいと考えています。
心の部分は、中里先生に全面的にサポートしていただき、学習面は伸栄学習塾 塾長 青沼隆先生にご協力いただく予定です。
▶︎AGヒューマンオフィス株式会社
http://agc-office.com
今回の学びを通して新たに感じたのは、いわゆる発達障害児と呼ばれる子ども達にとって大切なのは、まずは本人が自分自身の特性を理解することだということです。
もちろんその理解度には年齢的な限界はあることでしょう。
しかし、子どもが物事を理解し始める年齢に達した時「自分自身の特性を自分自身が理解している」ということは、大きな強みになると思います。
自分は何ができて、何ができないのか?苦手なことと得意なこと、そのことを知っておけば、必要以上に自尊感情が傷つくこともないでしょうし、自分以外の人に自分を説明することもできます。
中里先生も仰っていましたが、自分を理解していれば、将来自分が大人になった時に適職を選ぶこともできる訳です。
回避しなければいけないのは、自分の特性を知らず、何となく生きづらさを抱えながら日々を過ごし、自分に合わない学校や自分に合わない職業を選んでしまうことではないでしょうか。
もう一つ大切なこと。それは「お母さんが笑顔でいること」だと思います。
発達障害の子どもを目の前にして「どうしていいか分からない、、、」と悩んでらっしゃるお母さんがたくさんいるのではないでしょうか。
そんなお母さん達の拠り所となれるように、発達障害児本人だけではなく、その保護者の方の支援というのも必要だと感じました。
志道館フリースクールクラスは、生きづらさを抱える子ども達にとって、学校以外の新たな居場所となるだけでなく、力強くその後の人生を歩むことができるきっかけを作る場所でありたいと思います。
館長・坂東真夕子
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