【小学生×習い事】語彙力を身につける!~小学生学習時間に「硬筆」を取り入れます!~

幼児・小学生クラス<稽古風景> 2023年1月17日
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2023年度より「小学生クラス」学習時間に「硬筆」を取り入れます。
 
ここ数年、道場で子ども達の勉強を見ている中で、全体的に「字が雑」な傾向が強いこと、また、学校で出される漢字の宿題において字の反復練習量が少ないこと、筆圧が弱いことがずっと気になっていました。
 
(もちろん、中にはすごく丁寧に濃く字を書く子もいます。)
 
学校の宿題や学習塾のプリント・問題集等、あまりにも字が雑な時は注意を促して来ましたが、注意だけでは限界があり、また根本的な解決にならないと感じています。
これからの社会を生きる子どもたちにとって、「字」を書く行為自体、その機会は今まで以上に減ってくることが推測されます。
 
しかし、「字」を書く機会が減るから、「字を雑に書いていい」ということにはならないと考えています。志道館として何かできることはないか、と考え、この度、小学生学習時間に「硬筆」を取り入れることと致しました。
 
目的は「集中して字を丁寧に書く習慣をつける」です。
 
受験勉強やテストの点数には直接関係ないことかも知れませんが、日本人として「日本語を丁寧に書ける」ということはこれまで以上にボーダレスでグローバルな社会を生きていくだろう子どもたちにとって将来大きなアドバンテージになると考えています。
 
 
 
藤原正彦氏(数学者)は自身の著書『祖国とは国語』の中で下記のように述べています。
 

 
母国語の語彙は思考であり情緒なのである。
言語と思考の関係は実は学問の世界でも同様である。
言語には縁遠いと思われる数学でも、思考はイメージと言語の間の振り子運動と言ってよい。ニュートンが解けなかった数学問題を私がいとも簡単に解いてしまうのは、数学的言語の量で私がニュートンを圧倒しているからである。知的活動とは語彙の獲得に他ならない。
 
日本人にとって、語彙を身につけるには、何はともあれ漢字の形と使い方を覚えることである。日本語の語彙の半分以上は漢字だからである。
これには小学生の頃がもっとも適している。
(中略)
漢字の力が低いと、読書に難渋することになる。自然に本から遠のくことになる。
(中略)

国語の基礎は、文法ではなく漢字である。
 

 
 
志道館「硬筆」の教材は、「志道館」「志道館五訓」を書いて下さった遠藤蘭舟先生監修のもと、「嘉納治五郎師範遺訓」「志道館五訓」をフォーマットにしたオリジナル教材を使用します。
 

 
 
 
<遠藤蘭舟プロフィール>

6歳から書をはじめ、23歳で書道師範取得。
中国古典書法教育の第一人者に師事し、中国書法学院師範を取得。
多数の受賞を重ね、現在は国際書法芸術展審査員。
 
●近年の主な書歴
2015年
国際書法芸術展 中国大使館賞受賞
(東京都美術館)
京都 清水寺作品展示
 
2016年
アメリカ フロリダ Disney World
クリスマスチャリティに招聘
 
2017年
フランス クロリュセ城
「invitation from ダ・ヴィンチ」
日本代表作家として挨拶。
 
2018年
スイスジュネーブ 国連欧州本部
「国際平和芸術展」
作品展示し各国大使に作品を紹介
 
 
 

遠藤蘭舟先生よりー子供たちが手書きで文字を学ぶことについてー

坂東館長とは志道館の設立前、道場設立に向けての熱い想いを伺い、「志道館」の看板文字や「志道館五訓」を書かせていただいた時からのご縁です。それからは柔道と書道、同じ「道」の世界にいることから、光栄なことに様々な場面で交流する機会をいただいています。今回「嘉納治五郎師範遺訓」と「志道館五訓」のテキストのお話を頂き、喜んでお引き受けしました。
 
本日はテキストを使って学ぶ効果、つまり「手書きの効果」についてお伝えいたします。
 
「文字を書く機会が減った」という声は大人に限らず、子どもたちからも多く聞かれるようになりました。道場に通う子どもたちは、このテキストで学習を進めることで、手書きの効果を体験できます。また、「嘉納治五郎師範遺訓」と「志道館五訓」を手本とすることで、単に字を学ぶだけでなく、志道館の大切な教えをより深く理解できる様にもなっていきます。
 
 
 
ここで、手書きをすることで得られる主な3つの効果をお伝えします。
 
姿勢が良くなる
柔道では「立腰」が基本姿勢であり、姿勢をとても大切にされているとお聞きしたことがあります。書道も同じです。書く時に筆やぺんを正しい持ち方をすることで、正しい姿勢になり、正しい文字を書けるようになっていきます。
 
 
脳が活性化する
手書きには、脳の活性化にも効果があると言われています。脳トレや文字のなぞり書きテキストで有名な川島隆太教授は、「自分の手指で書くことが脳の前頭前野を活性化させています。前頭前野は「考える」「記憶する」「感情のコントロール」などの働きを担っている部分であり、衰えると物忘れが増えたり、感情的になったりしやすくなります」と述べられています。
 
 
心が伝わる
「時間は心」手間と時間をかけること=相手への思いやりです。スマートフォンやパソコン、タブレットで簡単に文字を入力してメールをすることができる時代に、わざわざ時間をかけて手書きでメッセージを書く。このことが他人のことを思いやる気持ちを育んでいくのです。
 
 
「手書き」が子どもの学習効果を最大化することは、世界中の様々な研究から解ってきています。「文字を書く」ということは、認識能力、運動能力、神経筋の連携が必要な「複雑なタスクをこなす」能力です。この能力は柔道の稽古にもつながっていくことでしょう。
 
 
現代の子どもたちは、スマートフォンやパソコン、タブレットに費やす時間が目に見えて増えており、教育現場もデジタル化に移行しています。そのような中で「生きる力」を育むための柔道を教えてくださる志道館で、「書く」ということを通しても自分と向き合う時間ができたら嬉しく思います。
 
 
遠藤郁子(蘭舟)
 
 
 
 
●関連記事
「志道館」の書をかいて下さった遠藤郁子(雅号・蘭舟)先生の作品が中国大使館賞を受賞しました!!(2015年4月1日)
https://www.bunbuichido.net/calligraphy/
 
 
 

@bando_judo_shidokan #書 #漢字 #志道館 #精神 #願い#習字 #書家 #遠藤蘭舟 ♬ Inspiration (B) – The Young Ebenezers


 
 
 
小学生クラス問い合わせはこちらから!
https://forms.gle/mih9kTZEZAUxN6aH7
 
 
 
※「小学生クラス」紹介ページには、「硬筆」の取り組みについてまだ記載されていません。稽古時間前後の「自主学習時間」に15分間程度「硬筆」に取り組みます。
 
 
 
 
館長 坂東真夕子
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

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