志道館杯を振り返って その1~岡野功先生から学んだこと~ 

新道場 設立への道 2020年2月14日
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第6回志道館杯につきまして、すでに坂東館長、近藤館長秘書がコラムを書いておりますが、私も今大会を通して感じたことを何回かに分けて記したいと思います。

 

※内容が多少重複しますが、ご容赦ください。
 
 
私が岡野功先生と初めてお会いしたのは、教員時代の2018年11月です。長年親交があるフランス人柔道家(岡野先生が設立された「正気塾」の門下生)のご紹介でお会いする機会をいただきました。岡野先生は、技術講習だけではなく、現役当時の逸話や今後の柔道界の展望などもお話しくださり、あっという間の3時間だったのを覚えています。「またお会いして、もっと色々なことを学びたい。」流通経済大学の道場から出る際に、強くそう思いました。
 
あれから約1年、こんなにも早く再会することが叶い、本当に嬉しく思っています。
志道館は、岡野功先生の技術論をもとに指導体系を組み立てています。

 
(志道館ウェブサイト内
『生涯柔道の実践の手引き〜互いに高め合える安全な柔道を目指して〜』 ⑤指導体系・技術論「岡野モデル」参照
 

 
岡野先生が志道館に来てくださり、直接ご指導していただいたことは、我々にとって感激の極みです。
 

岡野先生は、ご自身の得意技を沢山披露してくださいました。私の心の中には、美しい技とは別に印象深く残っている光景があります。それは、岡野先生が「準備」をされているお姿です。
 

 
子どもたちと一緒に準備体操をされ、その後も入念に打ち込み、受け役との打ち合わせをされていました。何事に対しても徹底した準備をされる姿勢は、現役当時と何も変わらないのだと思います。
岡野先生は子どもたちのために、汗をかき、息を切らせながら、全身全霊で「本物の技」を繰り返し実演してくださいました。
 

 
二段小外刈で相手の足を下げさせてからの大外刈、相手の大内刈や大外刈を後回り捌きでかわしてからの背負投など、どの技も現役時代を彷彿とさせる切れ味です。寸分違わぬタイミング、技を掛けた後の残心。
超一流の技に、会場中が驚きの声と拍手に包まれました。
 
 
 
岡野先生は、ユーモアもたっぷりです。「釣込腰」の講習の際には、分かりやく、楽しく教えてくださいました。
 

 

 
「釣り手はね、大人がおビールのジョッキを持つようにしよう。そして、ゴクゴクゴクとこうするんだよ。」、「体を回したら、おしりをボーンッだ!」子どもたちは、大喜びです。
 

 
子どもたちに教える際には、「柔道は面白い」と思わせるためのひと工夫が大切だと再実感しました。
 

今回の講習のお陰で子どもたちは、釣込腰が大好きになったようです。大会後も、みんなで楽しそうに練習をしています。
 
 
岡野先生は、子どもたちと沢山乱取りもしてくださいました。岡野先生は子ども達に大人気です。「岡野先生と乱取りがしたい!」みんな、岡野先生の前に集まります。岡野先生は、超一流の技で子どもたちをきれいに投げ、また良い技には気持ちよく投げられてくださいました。稽古をしていただいた子どもたちは、「本物の柔道」を肌で感じたことでしょう。そして、約10人の子どもたちと連続で乱取りをできる岡野先生の体力にも驚かされました。やはり、岡野先生は「超人」です。
 

岡野先生は、運営スタッフの成年部の方たちにも、技術指導をしてくださいました。
 

 
成年部の皆さんも、岡野先生のご指導に大興奮です。ある塾生様は、「すごく緊張しました。直接技を教えていただき感動しています。」と話されていました。積極的に質問をされた方もいらっしゃり、大変有意義な時間になったと思います。岡野先生は、「全日本強化選手」であっても、「生涯柔道に取り組む柔道家」であっても、変わらぬ熱意で接してくださる「柔道愛」に満ちた方です。岡野先生から教えていただいた技を、子どもクラス・大人クラス共に繰り返し練習し、より良い柔道を目指していきたいと思います。
 
 
大会終了後、岡野先生の前には100名以上の長蛇の列ができました。それぞれが色紙や帯などにサインをいただき、一緒に記念撮影です。きっと一生の思い出になるでしょう。
 

 

 
私も色紙とDVD「バイタル柔道」にサインをしていただきました。これは我が家の家宝にします。
 

 
 
 
短い時間ではありましたが、岡野先生から本当に多くのことを学びました。私が1番感銘を受けたのは、岡野先生の「柔道に対する想い」です。柔道に対して「全力」で向き合うこと、ただし「楽しさ」を忘れないこと。岡野先生は、柔道をする際に心がけるべきこの2つのことを教えてくださいました。
 
岡野先生、素晴らしい技術指導、そして、子どもたちに対する温かいまなざしと沢山の優しいお言葉をありがとうございました。これからも、先生から教えていただいたことを忘れずに、志道館一同、柔道に励んでいきます。ぜひ、また志道館に遊びに来てください。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
綾川 浩史
 
 
 
 
 
 
 
 

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